今日のすごい人

錦織 圭 全米オープン3回戦

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グランドスラム(ウィンブルドン、全仏、全豪、全米の4大タイトルのこと)での3回戦突破、男子シングルス32強に入る日本人選手の快挙は30数年ぶりらしい。

最近、サッカーや野球に目を奪われ勝ちだった。
錦織の話はよく聞いていたが、結局あまり大きい大会で勝ち進んでいないので、それほどすごい人だと思っていなかった。
でも、今日WOWOWで見た3回戦。テニスを知る人が彼をほめそやすのがわかった。フルセットの末、3−2で第4シードのフェレールというスペイン選手を下した。
第5セットから見たので、ワンブレイクアップでマッチポイントをとっておきながら、ブレイク返しされて、タイに追いつかれた時は、日本人選手にはもう無理だろうと思った。しかし、錦織は強かった。フェレールのミスにも助けられたが、まさかちゃんと勝ってしまうとは。
解説は、「錦織はレシーブゲームが強いですから。」と言っていたが、そうだろうか???と思った。
私見では、サービスゲームはめちゃくちゃに強いが、レシーブゲームは意外とあっさり落とすのでブレイクしにくくく長時間にもつれこむと体力で負ける選手だと思った。
あと、やはり少し勝ちに対する執着心みたいなのが、弱い。
それから、サービス&ボレーがまったく決まらない。甘い球が来ると前に出て行ってボレーやドロップショットを試みるが、ことごとくネットやリターンの憂き目に会っている。

オールラウンダーよりは、徹底的なベースラインプレイヤーを目指す方が良いのではないか?と思った。
フォアのストロークが深くコースがめちゃくちゃ冴えている。インパクトが自在に見えた。ライジング気味のボールを打つし、ドライブもかけられるし、コースがとにかく自由自在。逆クロスでバックハンドの打ち合いになると、急に無回転の甘い球の応酬になるのが面白かった。これだけ弱点の判りやすい選手も若いうちだけだなあと思う。

私がテニスに入れ込んでいて、自分もやっていた頃のヒーローはサンプラス、アガシだった。
錦織はサーブも強い。しかし、どちらかというとオールラウンダーよりはベースラインプレイヤーだと思う。アガシタイプになると最強ではないかと思う。

まだ18歳なので、体力と精神力を鍛えて頑張ってほしい。
松岡修造が絶賛するように、グランドスラムで優勝する器・・・とまではまだ私はわからないが、久しぶりにわくわくする選手を見たなあという感じ。

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ジュリアン・カサブランカス

ジュリアン・カサブランカス(Julian Casablancas)はNY出身のロックバンドThe Strokesのボーカリストである。

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作曲のクレジットはほぼジュリアンひとりである。
中にはギターのニックとダブルクレジットになっている作品もあるが、彼が95パーセント曲作りをしている。

私は、オルタナティブロックはけっこう好きで、高校生のときから足掛け15年以上UKロックを中心に聞きあさってきたので、耳は意外と肥えているつもりである・・・このバンドは本当にすごくて、うまく言えないけど、とにかく全部すごいのだ。

ストロークスは2001年、2003年、2006年、という安定した一定のペースで3枚アルバムを出している。4枚目がもうすぐ出るといううわさがあるが、真偽はわからない。

最も人気がある曲は、Is this it? の中の『Last nite』らしいけど、同アルバムの『Someday』も素晴らしいし、Room on fire の中の『What ever happend?』(映画『マリー・アントワネット』のサントラにも使われている)を聞いたときなんて、ときめきでアドレナリンが脳内に放出されるのを感じた。
忘れ去られたい、そして思い出されたくもない・・・

そんなかっこいい歌詞をよく書けるものだな、と思った。
そして、3枚目のFirst impressions of the earthの中では、意外と地味な『Ask me anything』が良かったりする。

I've got nothing to say・・・・
I've got nothing to give
I've got no reason to live
But I will kill to survive
I've got nothing to hide,

と囁くように歌うジュリアンの声を聞いていると、心が潤ってじんわりしてくるのを感じる。
どんなに疲れたときでも、strokesの好きな曲がアイポッドから流れてくるだけで、ビタミンを1本まるまる飲んだみたいに、元気が出てくるのだ。

これはすごいことだ。

ジュリアンはその素晴らしい才能と100年にひとりの声に合わせて、見た目もかっこいい。
お父さんはモデルエージェント・エリートの創始者らしく、お金持ちの息子。
服のブランドは、日本の物をけっこうきにいって着ているということ(ナンバーナインやミスターハリウッド)で、相当オシャレに見える。

何はともあれ、すごい人だ。
たぶん、50年後にも誰かが必ず聴いていると思う。
出ては消えてゆく凡百のロックバンドとは一線を画していて、その9割をその方に背負っているジュリアン・カサブランカという人を、すごいなあ・・・と思う今日この頃なのであった。

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